2014-01-01から1年間の記事一覧

宝くじを買うようになったら

とある知人から聞いた話である。知人の関係している会社で横領が発覚した。億単位まではいかないものの、個人レベルとしては割にシャレにならないくらいの金額の横領だったらしい。 横領した社員を呼んで会社側が事実確認をする席に知人も同席した。その最中…

東京駅開業100年記念Suica発売暴動

東京駅開業100周年の12月20日。 この日は日本の鉄道史に残る日となった。・東京駅に9000人以上、身動きできないくらい人が集まって ・展示してあった東京駅駅舎模型とか破壊され ・罵声が飛び交い ・警察が出動なんと2014年の東京駅で暴動発生。なんでこんな…

環境としての音楽

生演奏つきのレストランやらバーが嫌いである。演奏が始まるや否や「お願いだからさっさと終わってくれ」と念じる時間のストレスたるや尋常ではない。 私は音楽が嫌いなのではない。音楽がその場に適切な提供がされないことが我慢できないのだ。レストランや…

映画「アクト・オブ・キリング」

ジョシュア・オッペンハイマー監督「アクト・オブ・キリング」 http://www.aok-movie.com/about/映画史に残る作品であることは間違いない。 1960年代、インドネシア史の暗黒面を切り取ったこの作品、「ノンフィクションとは何か」「テーマに対しどのようなア…

北朝鮮の拉致について

日本人にとって、北朝鮮、といえば真っ先に連想するのは「拉致」だろう。現在、日本政府が認定する拉致被害者は17名。 拉致は1977年頃から始まっている。私が1970年代、1980年初頭に「北朝鮮が拉致している」「新潟とか日本海側の海岸は危ない」などと聞いた…

映画「北朝鮮 素顔の人々」

「北朝鮮 素顔の人々」は30分足らずの短い映画である。2005年あたりの、隠し撮りした朝鮮の映像だそうだ。 この映画で分かったこと。・闇市は毎日開催、その取り締まりは恣意的端的に法治国家ではなく人治国家。日常レベルで「国(行政)」が機能していない…

川越を観光してみる

埼玉県は著しく地味である。 神奈川県が横浜、鎌倉を擁するのに対し、埼玉の観光地といえばどこか。秩父、長瀞もあるが、とりあえず川越であろう。さて。前々から、一度「川越観光」をしてみたいと思っていた。 結論から言えば、川越観光はかなりお奨めであ…

日本90年間の人口推移

ウィキペディアの「都道府県の人口一覧」がおもしろい。 下表は1920年と2010年の都道府県別の人口比較である。 (ウィキを元に再作成) 日本全体の人口は5596万人から1億2805万人に増加。90年で2倍以上増加! あまりの激増ぶりに唖然とする。全体に都市圏へ…

都道府県別人口の不均衡

とある全国大会出場者がぽろっと言った。 「東京は2団体が選出されるから(他県の人に)申し訳ない感じなんだけど」いやいやいやいや。東京都の総人口は約1,300万人。日本在住者の10人に1人は東京都民である。 そして驚くべきことに、鳥取県はなんと総人口…

父の死因

父は突然死であった。2000年秋。享年57歳。出張先で「頭が痛いから病院に行く」と同僚に告げ、たまたま出張先の近くにあった大学病院の待合で椅子に座ったまま絶命した。出張先は地方だったため、連絡を受けた家族が到着するまでは時間がかかった。 家族が到…

Kindle Fireの命みじかし

Kindle Fireが逝った。2013年4月7日購入、2014年9月27日臨終。 Kindle Fire HDタブレット(第2世代・2012年モデル)、32GB、395g、11時間以上連続使用可能、購入価格19,800円。 享年1年5か月。538日の短い命だった。臨終までの経緯を記録しておこう。 まず…

死亡診断書、誰が書くのが適切か

とある介護施設関係者から聞いた話を要約してみる。「介護施設において行われるのは介護。そこは治療の場ではなく生活の場であり、原則、医師の出番はない」まぁそうだろう。「しかし医師との連携は必須だ」それはそうだろう。介護と医療は隣接する、という…

医師法20条は改正すべき

1998年、祖父の死期が迫った頃、我が家は固く決意していた。「絶対自宅で死なせない。断固、病院で死んでもらう」なぜならば。近所に自宅で大往生を遂げた老人がいた。 歩く姿はよぼよぼだったものの、いわゆるピンピンコロリを実現したわけで、普通にめでた…

和菓子の名店in東京

和菓子の名店の多くはひっそりと目立たない。ともすると忘れ去りそうだ。東京の和菓子名店の備忘録である。1.デパートなどに出店している和菓子屋■仙太郎 のっけから京和菓子の店だが、デパ地下和菓子ではなんといっても仙太郎が一押しなのだから仕方ない…

代々木ゼミナールの落日

かつて「全日四年制」と呼ばれた、とある高校の卒業式でこんな祝辞が読まれたと記憶している。「卒業おめでとう。僕たちは 君たちなしでは 生きていけない。 代々木ゼミナール。」うまい。昔好きだった「落ちたぞ 落ちたぞ きれいに落ちた」のCMも、私は代ゼ…

そうだ、映画に行こう!in東京

【名画座】 ・池袋「新文芸座」 http://www.shin-bungeiza.com/program.html 2本立て1450円(会員1150円)・ラスト1本1000円(会員950円)・高田馬場「早稲田松竹」 http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/schedule.html 2本立て1300円・ラスト1本800…

中国映画のすすめ

中国映画が好きだ。 というか中国映画には数々の傑作、名作がある。千年以上に渡りアジアに君臨したプライドを持つ国。アヘン戦争あたりからの屈辱の歴史。そしてつい最近、文化大革命などという、あまりにも凄惨な歴史を体験した国。 文化大革命で、知識階…

現世を忘れぬ久遠の理想

いまだ都の西北もこの目で見ぬ頃。早稲田を愛してやまなかった。その校歌ゆえに。殊に1番と3番が好きだった。というか2番は記憶になかった。 なお、この校歌はあくまでアカペラで男声でうたわれなくてはならぬ。 明治時代に制定されたため、女学生は考慮さ…

早稲田大学が終了した日

きっかけは、小保方晴子氏(早稲田大学で博士取得)の博士論文の酷すぎ加減が万人の目にさらされて発覚したことだった。 5) 博士論文での不正 小保方晴子氏の博士論文の序章の"Background"のほとんどの文章や"References"の部分は剽窃(盗用)によるもので…

明治大学と違法行為とツイッター

2012年にネット上で出回った、明治大学の新入生向けプリントとされるものがヤバい。 ※ツイッターに関する注意事項 近年、各大学でツイッター記事による学生処分事件が起きています。下記の項目に充分注意して下さい。 (1)氏名・所属・学年などの個人情報…

被害者を責めることの罪深さ

自分が加害者だと分かっていない加害者というのが存在する。明治大学クライス事件は、いわゆるセカンドレイプの酷さに暗澹とさせられた。【明治大学クライス事件概要】 2014年6月20日 新宿 元コマ劇場前で女子学生ばかり10名程度が昏倒。昏倒していたのは明…

明治大学クライス事件

2014年6月20日、新宿の元コマ劇場前で異様な光景が人目をひいた。 女子学生10名以上が昏倒。<6月20日の事件概要> ・写真で見る限り、倒れているのはすべて女子学生 ・明治大学と日本女子大学の公認テニスサークル、クライスの起こした騒動 ・1年女子学生…

少女漫画のすゝめ

昔、知人に非常にモテる傑物がいた。頭の回転が速く洒脱で、その才気は誰もが認めるところだった。そして常に彼女がいるというか、恋愛沙汰が複層することはあっても切れることはない。彼をめぐる数多の恋愛劇は、まるで小説のようなエピソードに満ちていた…

Kindleブックリスト〜コミック編〜

Kindleの長所は「いくら買っても場所をとらないこと」。紙の漫画の一番の短所は「場所をとりすぎること」。殊に東京在住でコミック大量所有など普通に無理である。 コミックこそKindleで買いたい。Kindleブックリスト〜コミック編〜(随時更新予定)1.既に…

Kindleブックリスト〜古典編〜

Kindleダウンロード作品数も1500冊を超えた。本棚替わりにブックリストをつくってみる。 随時更新予定。 ・夏目漱石「私の個人主義」私の個人主義作者: 夏目漱石発売日: 2012/09/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る名著。高校くらいで必読にし…

Kindleで読む関東大震災の記録

1923(大正12)年9月1日に起きた関東大震災の社会的インパクトは本当に大きかった。 「関東大震災」といえば、まずは吉村昭のその名もずばりの名著「関東大震災」だろう。・吉村昭「関東大震災」(1973(昭和48)年)関東大震災 (文春文庫)作者: 吉村昭出版…

Kindleへの要望と疑問

Kindle使用開始から1年余。もうKindle無しの人生は考えられない。 Kindleは本当に便利である(参考記事:Kindle礼賛2014)だが、Kindleに不満なところ、こうして欲しいという要望も沢山ある。 また、Kindleに対する疑問や不安もある。まずは使い勝手に関す…

Kindle礼賛2014

2013年3月にKindleを買ってからはや1年。 いやはや。KindleのおかげでどれだけAmazonに貢いでいることか。 ついにダウンロードした電子書籍は1500冊を超えた。最初は「軽くて読みやすいのがよかろう」とKindle Paperwhiteを買ったものの早々にKindle Fire…

理研小保方STAP幹細胞論文不正事件の問題点

いうなれば「理研小保方STAP幹細胞論文不正事件」になるだろうか。 2014年1月29日、理研の華々しいプレスリリースからはじまった論文不正騒動である。この件については11次元氏による「小保方晴子のSTAP細胞論文の疑惑」(http://stapcells.blogspot.jp/)…

日本人のよさが失われてる?

先日、とある中高年サラリーマンの発言にどたまげた。「最近、日本人のよさが失われてる!」 「日本人のよさって何ですか?」 「先輩の言うことをなんでもはい、はい、って素直に聞くこと」いやいやいや。 それ「よさ」じゃないでしょ。そういう「日本人のよ…