2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ありふれた政治手法としての部落差別

「部落差別なんて、そのうち忘れ去られて無くなるのだから、いわゆる同和教育は必要ない」と考える人は多い。私はそうは思わない。 「部落差別」は2つの点から、「是非とも学ぶべきテーマ」かつ「検証しなければ非常にもったいないテーマ」だと思っている。…

同和教育について

数年前、会社関連で「人権研修」なるものを受講させられた。部落解放同盟の講師が、部落差別の概要や最近の差別意識アンケート結果を一方的にしゃべって終わるという、実に内容の薄い研修であった。 私が驚いたのは、「同和って何?知らない」という20代、…

部落差別というものを初めて怖いと思った

東日本に生まれ育った私は、部落差別を自ら見聞したことはない。 学校に同和教育はあったが、具体的に「あの地域は…」とか「あの人は…」とか聞いた経験はないのだ。いや、あるといえばあるのだが。大体、いまどき「同和」という言葉自体、古すぎだ。 「同和…

被差別部落ならぬ被差別区か

東京都の、とあるところにちょっとしたお屋敷エリアがある。戦前からの由緒ある高級住宅地だ。そしてそのすぐそばには、平和で雰囲気のいい下町商店街がある。 たまたまだが、その高級住宅地と下町商店街は行政区が違う。高級住宅地はA区、下町商店街はB区…