日本90年間の人口推移

ウィキペディア「都道府県の人口一覧」がおもしろい。
下表は1920年と2010年の都道府県別の人口比較である。

(ウィキを元に再作成)


日本全体の人口は5596万人から1億2805万人に増加。90年で2倍以上増加!
あまりの激増ぶりに唖然とする。

全体に都市圏への人口集中がみてとれるが、特に東京隣接県の増加が凄い。
神奈川、埼玉、千葉は職場や学校が東京にあって「実質都民」人口が多い。


それにしても第1位の神奈川県の増加ぶりは異常なレベルだ。
なにしろ130万人から900万人、実に6.8倍も増えている。
神奈川は相対的に災害に弱い土地柄というイメージがあるのだが大丈夫なのか?

神奈川県の津波リスクは本当に背筋が凍る。
神奈川県のホームページをみてみよう。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f360944/

みんな、これを知った上で家を買って住んでいるのだろうか。
例えば鎌倉は非常に魅力的だしとても好きな町だ。訪れるたびに「ここに住めたら最高」としみじみ思うが、津波リスクを考えると私には住む勇気はない。
町壊滅の可能性すらあるのだ。

災害リスクという観点からは断然、増加率第2位の埼玉に軍配があがるだろう。
少なくとも埼玉に津波リスクはない。

埼玉は130万人から720万人、5.5倍もの増加。
しかし、これだけ増加していても埼玉にはあまり怖さは感じない。

災害リスクを考えたら、埼玉の方が人口が増えていいはずだ。

企業が東京都南に集積しているという事情もあろうが「関東圏で住まいに迷ったら是非埼玉」とお奨めしておこう。

埼玉、足りないのは人やら文化やらの魅力だろうか。埼玉の検討を祈る。