明治大学と違法行為とツイッター

2012年にネット上で出回った、明治大学の新入生向けプリントとされるものがヤバい。

ツイッターに関する注意事項
 近年、各大学でツイッター記事による学生処分事件が起きています。下記の項目に充分注意して下さい。
(1)氏名・所属・学年などの個人情報を記載しない。
(2)未成年の飲酒・喫煙などの違法行為を記載しない。(3)専攻・教員・友人などの誹謗中傷を記載しない。
対処法としては、以下が考えられます。
 ◎アカウントは非公開設定にする。
 ◎ハンドル名に本名を使用しない。
 ◎記事に友人や教員などの個人名を記載しない。
ツイッターは不特定多数の目に触れるものです。安易な記事が重大な結果を招く危険性があることを理解した上で、利用して下さい。

最大の注目点はここ。
「未成年の飲酒・喫煙などの違法行為を記載しない。」
つまり「違法行為は記載しなければやっていい」と。

これを会社の新入社員研修テキストに置き換えるとこんな感じだろうか。

「横領、収賄、脱税などの違法行為を記載しない」
「法令違反行為については記載しない」

やってもいいんだ。ていうか、むしろ奨励?
そして、ばれなきゃいいんだ…。

これでは「反社会的企業」やないかい。

まともな企業としては、大学時代にこんな反社会的体質を教育された学生とか、ごめんこうむりたいところだ。


大学を3つのカテゴリーに分類してみよう。

1.あるべき大学
なぜ未成年者の飲酒、喫煙が禁止されているかについてエビデンスにもとづき説明する。
飲酒、喫煙の健康リスクと法的リスク(飲酒の強要が強要罪、傷害罪になりうること)を学生に理解させる。
更に「なお、成年であっても酒にのまれるような飲み方は本学の学生としてふさわしくないと考える」くらいは言ってもいい。

2.三流の大学
「未成年者の飲酒、喫煙は違法行為であり禁止です!」とだけ学生に通知する。

3.論外な大学
「違法行為はばれないように!」と学生に通知する。

論外な大学というか、反社会的大学というか。

★★★

以下、私の疑問である。

・本当にこんなプリントを明治大学が発行したのか。
・このプリントは2012年のものらしい。今現在、明治大学の学生への指導はどうなっているのか。
・他大学における指導はどうなっているのだろうか。

明治大学、他大学関係者に教えていただきたい。

<出典・参考>
明治大学の飲酒に関するアナウンスがヤバいと話題に
http://matome.naver.jp/odai/2133452133068523901

<関連記事>
2014年6月27日「明治大学クライス事件」
「違法行為はばれないように(やってよし)」なんて教育が本当にされていたのなら、この事件は起こるべくして起こったというしかない。
大学(教育機関)として文部省認可が適切なのか疑問にすら思う。