豊洲市場のセキュリティ

10月にオープンしたばかりの豊洲市場に行ってみた。
当然だが、事務所の入るエリアなど、部外者を立ち入らせるべきではないエリアは存在する。

 

「市場関係者以外立入禁止」

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「立入禁止」という立て看板だけでは不十分だろう。
最近のオフィスは、社員、職員、関係者以外が入れない構造になっているのがスタンダードだ。
市場は、観光客という部外者がたくさんウロウロしている。

さて、豊洲市場が選択した入室制限方法は。

暗証番号入力によるドア開錠方式。

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開場から1か月足らずでこの状態。
うん。パスワードは「1、2、3、4」だな。


さらに別のドア前。

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うん。パスワードは共通。


もっとも、各ドアそれぞれに別のパスワードを設定したら「覚えられない」というクレームがくるだろう。

ここまで早く「パスワードが一目瞭然」という状態になることは珍しいかもしれないが、そこまで出入りが頻繁ではなく、入力画面ももっと損傷しにくい素材でも、数年たつと「パスワードは大体わかる」状態になるものだ。

暗証番号入力方式は、セキュリティとして機能しない、というのを豊洲市場が教えてくれる。

多分、早々に「ICカードをカードリーダーにかざす」方式に変更されて解決するだろう。
多分、今だけ、ほんのひととき観ることができる幻の光景だ。
おもしろいので記録しておこう。