理想のホテルルームの条件

ホテルに泊まるのは結構楽しみだ。
でも、なかなか理想のホテルルームというのは出会わない。
そもそも「理想のホテルルーム」ってどんなんだ?

私的に「ホテルルームは、こうであって欲しい」という条件をまとめてみた。


1.禁煙であること
禁煙ルームであることは絶対条件だ。できれば、全館禁煙、それが無理なら禁煙フロアが望ましい。廊下やエレベーターがタバコ臭いのもいやだし。
あと、リスク低減の観点からも禁煙のホテルが望ましい。全館禁煙なら、タバコ火災リスクもなくなる。禁煙フロアなら、少なくとも隣の部屋から出火することはない。

2.出来れば19㎡以上の広さがあること
あまり狭いとストレスを感じる。個人的には、出来ればシングルでも19㎡以上あると嬉しい。
ただ、レイアウトや眺望などによって、感じる広さは違ってくるな、とは思う。シングルで13㎡でも眺望とレイアウトがよければ、割と快適で、息苦しさは感じなかったりもする。

3.照明が明るいこと
ホテルの部屋って、なんであんなに暗いのだろう。
特にいわゆるラグジュアリーホテル。間接照明がオシャレ、なのかもしれないが「いくらなんでも暗すぎじゃね?」とか思ってしまうことが多い。
なお、ビジネスホテルなら、パソコン作業に適した明るさが欲しい。ビジネスホテルにオシャレ不要。


4.入口で靴を脱ぐことが明示されていること
どういうことかというと、こんな感じ。

写真は、ヴィアイン岡山。入口が絨毯部分とフローリング部分とにきっぱりセパレートされていて、「ここで靴を脱ぐ」ということが明確になっている。
やはり、どこかで犬のフンを踏んだかもしれない靴で、ずかずか部屋に入っていくのには抵抗がある。というか、「この部屋、かつての宿泊者達が土足でベットサイドまでずかずか踏みまくっていただろう」と思うと気持ち悪い。

こういうつくりになっているの、大きなアドバンテージだと思うんだが、ドーミーインなども、全然、この点をアピールしてなくて勿体ない。

5.バスに洗い場があること

バス洗い場をつけたら大分面積がとられる。安いビジネスホテルなら、3点ユニットバス(バス、トイレ、洗面台が一体になっているタイプ)で仕方ないが、そこそこの値段のするホテルで洗い場がなくてトイレと一体になっていたりすると「おいおいおい」と思ってしまう。
日本においては、バスといったら、浴槽と洗い場がしっかり分かれてないと快適ではない。

ちゃんと洗い場があって、トイレも別で、なおかつ息苦しくないだけの広さ、となると、シングルでも19㎡は必要になってくるかな、とは思う。

6.掛け布団は白いカバーであること

「掛け布団プラスシーツ」という場合があるが、あれ、衛生的にどうなのかと思う。
起きた時には、大抵、シーツはぐしゃぐしゃになっている。直に掛け布団に触れて寝てしまっているという人、多いと思う。

それって、衛生的にどうなのだろう。実際、「見なければよかった」系のシミが掛け布団の内側についていることが結構ある。
掛け布団は、毎回、確実に人が触れた部分は洗濯ができるよう、白いカバーであって欲しい。

7.座ってドライヤーができるレイアウトであること

3点ユニットバス内にドライヤーを置かれているのをみるとゲンナリする。立ったままドライヤーというのは疲れる。座ってドライヤーができるよう、室内にいすと鏡とコンセントを設置して欲しい。

8.大浴場または温泉があるなら、部屋にホテル内を移動できる履物と作務衣が用意されていること

大浴場があるのはありがたい。温泉目当てで泊まることもある。しかし、湯上りに昼間の蒸れた靴を履くのはいただけない。ついでに風呂に入った後は清潔な緩い服が着たい。室内用スリッパの他に、ホテル内移動用の履物が用意されているといい。ついでに、ホテル内で着て移動していい「作務衣」があるといい。あと、作務衣で朝食でもよくないか?と思ってしまう。もっとも浴衣は嫌いだ。あれ、全然快適じゃない。

★★★

これだけの条件をすべて満たしたホテルルームはほとんどない。
条件のうちのいくつかは、安くて広さの限られるビジネスホテルでは無理なのは分かっているけれども。