ユベール・ロベール

国立西洋美術館の常設展、金曜、土曜は夜間も開館している上、金曜17時以降の入場料は無料かつ写真も撮れる(2018年現在)。
にもかかわらず東京の美術館としてはとても空いてる。間違いなく東京でもっともお得な美術館だ。


国立西洋美術館で一番好きな絵はこれだ。

◆ユベール・ロベール
マルクス・アウレリウス騎馬像、トラヤヌス記念柱、神殿の見える空想のローマ景観」1786年


ロマンチックで幻想的。それもそのはず。「ローマ市内に実在するモニュメントを自由に選択して複合構成した、空想の眺め」なのだから。

「廃墟のロベール、建築のロベール、庭園のロベール」と呼ばれたユベール・ロベール。

絵画にせよ、建築、庭園にせよ、彼の仕事がどのくらい残存しているのかは分からない。
フランス革命前後の時代を体現する人物の一人なのではないかと思う。
大規模なユベール・ロベール展があったらとてもおもしろそうだ。
ぜひやらないだろうか。

【参考】
国立西洋美術館
http://collection.nmwa.go.jp/P.1976-0002.html