大糸線、一筆書きの運賃覚書
大糸線は、日本で指折りの乗って楽しい路線だ。起伏にとんで美しい。
姫川、高瀬川にそって、急峻な山の中を走る大糸線。工事の苦難、推して知るべし。
さらに言えば、「今もよく保全して定期運行してるなぁ」と感動する。
ことに白眉は、糸魚川から南小谷のJR西日本管轄部分だと思う。
が、この区間の平均通過人員は1日あたり196人(2015年)。1987年は1日あたり987人だったのだが。
(出典:区間別平均通過人員および旅客運輸収入(平成27年度)
https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/pdf/data2016_08.pdf)
正直、いつ廃線になっても不思議はないとは思っている。
なにしろ、雪崩、姫川の氾濫、土砂崩れと、自然災害リスクは枚挙のいとまがない路線だ。
あと、JRが負担に耐えかね、維持するなら自治体でとなる可能性もある。そうすると、一筆書きの運賃が適用されなくなる。大糸線、乗りに行くなら今のうち。
大糸線、鉄道一筆書きの旅、運賃覚書。
乗車券区間:東京都区内→大宮(新幹線)→糸魚川→(大糸線)→松本→(あずさ)→東京都区内
乗車券 9,830円
有効期間 5日間(有効期間内、途中下車可)
新幹線特急料金(大宮〜糸魚川) 4,640円(通常期・指定席)
特急あずさ(松本〜新宿) 2,900円(通常期・指定席)
交通費合計 17,370円