糸魚川駅の皮算用

糸魚川市の昔の資料をパラパラみていて、思わず「ん?」と目をむいた。

平成26年(2014年)をめどに開通が見込まれている北陸新幹線糸魚川駅設置にともなう駅周辺地域の整備構想によると、新幹線開通時には1日当たりの糸魚川駅利用者は約6,000人が見込まれ…

ちょっと待て。糸魚川駅に6,000人の利用見込みとな。

糸魚川駅の利用者数は2004年で1,268人。その後順調に低下している。地域の人口減少や少子化による高校生の鉄道利用減少を考えると「そうだろうな」と思う。

で、新幹線が開業したからと言って、糸魚川駅の利用者が6000人に激増するとは普通に思えない。
すごい大風呂敷っぷり。

北陸新幹線の長野〜金沢間開業は、2015年(平成27年)3月14日。

JR西日本えちごトキめき鉄道の利用者をあわせてた1日あたり乗車人員をみる。

2015年度1,174人
2016年度1,205人

6,000人の根拠は何だったのだろう。
大風呂敷というか皮算用というか。大人の事情の体裁上の数字というか。