最もひりつくカードゲーム「ページワン」

多分、日本でもっとも人気の定番カードゲームといえばUNO(ウノ)だが、UNOはだんだん慣れてくると機械的な惰性に陥って飽きてしまう。
「ひりつくカードゲーム」をしたいなら「どぼんルール付ページワン」がお奨めだ。
とあるローカルルールのページワンを紹介しよう。

1.ページワンの基本ルール<遊び方>
(1)トランプはジョーカー入り53枚を用意する。3人以上でゲーム可。
(2)プレイヤー全員に、5枚のカードを配る。残りのカードは山札として場に伏せる。
(3)ジャンケンで最初に出すプレイヤーを決める。以後、カードを出す順番は時計まわり。(ただしリバースカードが出されたら逆まわりになる)
(4)最初に山札を1枚めくる。これを台札とする。これが特殊カードだった場合、一般カードが出るまでめくる。
(5)プレイヤーは手札から「台札と同じスート」または「台札と同じ数字のカード」を1枚選び、表にして場に出す。出されたカードが次のプレイヤーの台札となる。
(6)手札に出せるカードがない場合、山札から1枚引き手札に加える。引いたカードが出せるカードだった場合、場に出すことができる。
(7)次のプレーヤーも同じように繰り返し、手札がなくなった人が勝ち。
(8)山札がなくなった場合、場にあるカードをシャッフルし伏せて山札の補充分とする。
(9)残り2枚目のカードを出すときは「ページワン」を声に出して宣言しなければならない。ページワン宣言を忘れた場合、ペナルティとして山札から2枚カードを引き手札に加えなければならない。
(10)ジョーカーをラストカードにすることは出来ない。

2.ページワンの基本ルール<特殊カード>
「A(1)」…スキップ。次のプレイヤーの順番が飛ばされる。
「2」…次のプレイヤーは山札から2枚ひく。次のプレイヤーはさらに「2」を出せばこれを回避できる。回避できなかったプレイヤーは合計された枚数を山札からとる(例:3連続「2」が出されたら回避できなかったプレイヤーは山札から6枚とらなければならない)。
「8」…スート指定。次に出されるカードのスート指定ができる。
「9」…リバース(札を出す順番が逆まわりになる)
「King」…オープン(次に出すプレイヤーのその時点の手持ちの手札を開示させる。)
「ジョーカー」…万能カード(何のカードか提出者が宣言して場に出す。例:ハートの5など)。ジョーカーをラストカードとすることはできない。

3.ドボンルール(1)最後の2枚になったら…
手持ちの2枚のカードを四則演算(+、−、×、÷)して出た数字のカードを他のプレイヤーが捨てたら、「どぼん」を宣言してあがることができる。
例)手持ちのカードが「4」と「8」だった場合
 8÷4=2、8−4=4、8+4=12なので、「2、4、Q(12)」のうちいずれかのカードを誰かが場に出したら「ドボン」ルールであがることができる。

(3)3枚以上の場合…
「どぼん」できるルールを適宜追加する。
どぼんルール1)
・手持ちのカードのすべての数字を加算(+)して出た数字のカードが出された場合
例)2+3+3+5=13。「13(K)」でドボン可。
どぼんルール2)
・手持ちのカードのすべての数字を乗じて(×)出た数字のカードが出された場合
例)1×2×2×3=12。「12(Q)」でドボン可

更に難関どぼんルール追加。

どぼんルール3)
・手持ちのカードのすべての数字の相加平均例)(4+10+10+13+13)/5=10。「10」でどぼん可。
どぼんルール4)
・手持ちのカードすべての数字の相乗平均例)2×9×12=216。216の三乗根は6。「6」でどぼん可。

★★★

ページワンの難点。
基本ルールだけでも覚えるのに時間がかかること。
また、例え「ページワン?知ってるー」という人達だけでゲーム開始するとしても「ページワン」にはローカルルールが沢山あるので、まずルール確認が必須。
というわけで、本格的にゲーム開始となるまで相当時間がかかる。

<参考にしたサイト>
アメリカンページワン(ウィキペディア)
ドボン(ウィキペディア)
<その他お奨めのゲーム>
・立体四目
・たほいや

その他、トランプゲームあれこれ