鱧の名店

夏の味覚といえば鱧(ハモ)。
しかしながら鱧はなかなか難しい食材だ。骨が多く、素人の手におえる代物ではない。さばくには「骨切り」という技術が必要になる。
美味しく仕上げるには相当な技術がいる。鱧には寿司職人ならぬ鱧職人が必要とされるのだ。

残念ながら関東で見事な鱧料理に出会うことは稀だ。
東京は日本の首都かもしれないが、文化面ではやはり関西、京都に一目も二目も置かざるを得ないと唸らされる一つがこの鱧料理である。
夏は鱧のために京都に行きたくなる。

さて京都の名店「柳屋本店」。
http://www.gojoryoin.gr.jp/yanagiya/

しかし、名店の広報、必ずしも適切にあらず。

この鱧の頭かち割り写真をみて「お、これは旨そう」と思える人は少数派だろう。

それに加えて Staff spoken english とはなんぞ。

この看板が「鱧への幸福な誘い(いざない)」となるのはなかなか難しそうだ。