韓国映画の傑作

韓国映画にハズレなし」。
韓国映画が注目されるようになったのは、2001年の「猟奇的な彼女」あたりからと記憶している。正直、「猟奇的な彼女」は「それほどでも…」という印象だった。個人的にあまり好みの映画ではなかった。
それから韓国映画はノーマークだったのだが。
いつの間にか、韓国映画がものすごくハイレベルになっていた。製作技術の高さに目をみはる。どれを観てもハズレなし。もっと早くに気が付いていれば。

パク・チャヌク監督「お嬢さん」(2016年)

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「なぜ2人は恋に落ちたか」がこれほど丹念に描かれた映画はちょっと記憶にない。これでもか、と積み重ねられる背景と理由の数々。これだけ説得力のある恋愛映画はなかなかない。すごい。

◆ナ・ホンジン監督「コクソン」(2016年)

「なめてて痛い目をみた」映画。「きっとこう展開するだろう」「きっとこういう映画だろう」という予想をことごとく裏切って展開していく。重い。まったく一筋縄ではいかない。
「こんな明らかに一般受けしない、しかしエネルギッシュな映画をつくって広く公開できる」ということに敬意を抱かざるを得ない。

ヨン・サンホ監督「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2017年)

傑作。