智美術館
智美術館は、安宅コレクションを調べていて発見した。陶芸コレクションの美術館である。
ここは、東京で行かねばもったいない美術館のひとつだろう。
1.立地が抜群。
日本を代表する名ホテル、ホテルオークラの隣という贅沢な立地。各国大使館をつらつらみながら、この美術館へ至るアクセス自体が楽しい。
ちなみに最寄駅のお奨めは南北線の六本木一丁目駅。エスカレーターで坂の上まで出られるのでとても楽だ。
2.美術館の建物自体が素晴らしく美しい名建築。
建物に入った瞬間から、簡素な和の美に目を奪われる。美術館自体は地下にあるのだが、地下に至るらせん階段の優美な曲線。
3.展示物への光のあて方と配置のリズムがいい。
コレクションを生かすも殺すも、光のあて方と配置のリズムだ。智美術館は東京でもっとも洗練された魅せ方をする美術館のひとつだろう。美術館関係者なら、この美術館に学ぶべし。
4.お洒落なレストラン・カフェの併設。
美術館で優雅な時間が過ごせるお洒落なレストラン・カフェの併設はとてもうれしい。これも大きな魅力のひとつ。
http://www.res-voielactee.com/
★★★
2003年4月開館ということだが、今まで全然知らなかった。割とこの付近、徘徊してたのに。
「知られざる名館」ではなかろうか。
小さな美術館なので、あまり有名になってもキャパオーバーでよい美術館でなくなってしまうかもしれないが。でも智美術館、知られていないのはとてももったいない。
智美術館