砂糖とミルクの供し方

とある高級レストランにて。

ちょっと怪しいと思ったのだ。
テーブルの上に置きっぱなしになっているから。ミルクの長時間置きっぱなしはないかな、と。

しかし、まさか高級レストランでちゃんとミルクが供されないなんてことが…。
あった。
驚くべきことに、白い陶器の中身はミルクではなく植物性油脂。いわゆるコーヒーフレッシュという奴だ。

まさか、高級レストランでこんな「ミルク詐称物」たる植物性油脂が出されるなんて思わない。こんなものを入れた日には、どんなコーヒーも紅茶も台無しになる。ミルクと信じて、万一、コーヒーに入れたら大惨事だった。食事台無し。噴いたかも。

そして、このむき出しの砂糖。
最近は確かにハエだのアリだのあまり見かけないのでこれでもいいのかもしれないが、でも気になる。ホコリだってあるし。

こちらは、とある下町喫茶店の例。

砂糖が個装になってる。これ、ハエ、アリ、ホコリ対策ばっちりで安心できる。
そして、ミルクは出されないものの、出されたものは植物性油脂であることがきっちり明示されてる。

うん。上の高級レストランより数倍よい。ちゃんとあからさまに植物性油脂を出してくれれば、入れて台無しにしてしまう、という事故は起こさずに済む。

しかし、美味しさを売りにするとか、一定以上の値段の、ちゃんとしたレストランなら、普通は正真正銘のミルクを出すはずなのだが。