サボン・ド・マルセイユ

昔、我が家では父の会社で製造した石鹸を使っていた。
その石鹸はほのかに魚のにおいがした記憶がある。子どもだった私は、荒れた手足をみながら純情にも「うちの家族は皮膚が弱いのだ」と思っていた。

今から思うに洗顔などに使うような石鹸ではなかったような気がする。というか何に使うのが適正な石鹸だったのだろう。謎だ。流石にもはやあの石鹸は製造されてないだろう。

それにしても幼少の頃の思い込みとは恐ろしいもので、私にはいまだに自分は皮膚が弱いという刷り込みが無意識に沈殿している。

なので石鹸などは少々高くても安全で快適なものを使いたい。

私のお奨めは、マリウス・ファーブル社のマルセイユ石鹸だ。

サボンドマルセイユ 200G ワイルドローズ 1200円（2013年４月現在）

こちらの方がちょっとお得。２個で2360円（2013年4月現在）

香りよし。泡立ちよし。肌荒れなし。
今のところ石鹸はこれで決まりだ。が、実は今まで購入に苦労していた。
もちろん、近所のスーパーなどでは売っていない。東京では例えば日本橋三越で扱っているが、わざわざ足を運んだにもかかわらず欠品とかいうことが結構あった。ちなみに銀座三越では扱ってない。

これがアマゾンで１クリックで買えるようになったのはもの凄く画期的なことだ。
デパートに足を運ぶ時間も労力も交通費も必要なくなった。デパートは行けばいろいろな新しい発見があって楽しいのだけれど、一通り買い物を済ませると結構疲れる。決まった買い物をするならやっぱり通販がいい。

アマゾンは確実に生活の質を上げ、さりげなく大きく消費行動を変えている。