雪降る里の夜明け前

とある知人が長野の実家に帰った時のこと。

朝5時。
「さあ、雪かきするから起きなさい!」

朝5時って。夜明け前にもほどがある。

聞けば、「我が家の前の道が、他の家より遅くまで雪かきされてないのはみっともない」「隣より早く」「隣には負けられない」というのが加速した結果、どの家もこんな時間から雪かきするようになったそうな。勿論、それはそれはきれいに、きっちりと。

確かに雪かきされてないと路面が凍結したり道を歩く人が転倒して危険だ。
なので、雪かきは是非とも必要だし、道を歩く人としては大変ありがたいことなのだけれども、5時起きしなくても。そんな早くに誰も歩いてないから。

やっぱり田舎、恐るべし。