ブッダとイエスの休日
- 作者: 中村光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/23
- メディア: コミック
- 購入: 73人 クリック: 1,671回
- この商品を含むブログ (1308件) を見る
目覚めた人ブッダ、神の子イエス。世紀末を無事に越えた二人は、東京・立川でアパートをシェアし、下界でバカンスを過ごしていた。近所のおばあちゃんのように、細かいお金を気にするブッダ。衝動買いが多いイエス。そんな”最聖”コンビの立川デイズ。
第1巻が最高。
二大教祖が主人公というゴージャスさと、しかしながら舞台は立川の安アパート、描くは宗教ネタ満載の日常生活コメディというものすごいギャップ。
こういう作品が生まれ、普通に売れるところが現代日本の素晴らしいところだとしみじみ思う。
この作品は、読者がそれなりに宗教知識を持っていないと笑えないからコメディとして成り立たない。また、宗教の取り扱いについて、社会の寛容さがないと販売や流通に支障をきたす。
私は、キリスト教系の元ネタが解るけれども、仏教系のネタはぴんとこないものが多かった。
自分のキリスト教と仏教の間の知識格差に初めて気が付いた。
他の人はどうなのだろう。
(1)両方のネタが、同じくらい解る
(2)仏教系のネタの方が解る
(3)キリスト教系のネタの方が解る
この3択の読者アンケート結果があったら是非知りたい。
そしてイスラムファンとしては願わくば、マホメット、もといムハンマドにも一緒にバカンスを過ごして欲しいところ。
しかし、それはいまだ難しいだろうか。