猿田彦の神
プッチーニのオペラ「蝶々夫人」には、登場人物達が日本の神々に祈る場面が何度か出てくる。
蝶々夫人の婚礼の場で親類一同が、蝶々夫人の下女役のスズキが、「イザナギ、イザナミ、猿田彦の神」に祈る。
猿田彦の神?知らんがな。プッチーニ、一体どこからそんな神を拾ってきたのだろう。
と思っていたのだが。
先日、とある住宅街を通りかかったら、そこに白い和服姿に「猿田彦」とたすきがけをした男性が。
「いた!猿田彦の神!」
どうも地鎮祭をしていたようだ。
おお、猿田彦の神、日本社会にしっかり根付いた神だったのか。
実は伊勢に立派な神社もあったりして。