家庭の節電
家庭の節電について見直してみる。
経済産業省「節電ー消費電力を抑えるには」
http://www.meti.go.jp/setsuden/index.html
電気事業連合会「節電・省エネに関する留意事項」
http://www.fepc.or.jp/info/setsuden.html
雑感。
1.ガス温水機器の待機電力は意外に大きい
家庭の消費電力量のうち約6パーセントが待機電力消費。このうちガス温水機器など給湯機器の待機電力消費が約30パーセントを占める
(経済産業省「節電ー消費電力を抑えるには」)
ガス給湯器は常時待機中にしていた。改めよう。今後の新たな行動指針。
1.使用の都度、スイッチオン・スイッチオフ(←ついうっかり忘れそう)
2.外出時にスイッチオフを確認する(←平日朝に出かける家庭であれば、これさえ徹底すればピークカットに貢献できる)
当面、ドアに「ガス」の張り紙をしておけば外出時にガス給湯器もスイッチオフを習慣にできるかもしれない。
2.「温水洗浄便座のふたを閉める」を実行するには
ふたを閉めることによる省エネ効果は大きく、貯湯式で11パーセント、瞬間式で19パーセントの削減効果がある。
(経済産業省「節電ー消費電力を抑えるには」)
分かっているけどついうっかり。全然実行できていない。その場で指示されないとなかなか。
というわけでトイレのドアに「フタ、閉めた?」とか、ポップに表示すれば子どもも喜んで閉めてくれそうだがどうだろう?
洗面台がトイレ個室内にあるなら、鏡にジェルジェムで表示してもいいかもしれない。トイレの鏡に貼れるようなジェルジェムが販売されないだろうか。
http://www.kameyama-candle.jp/ec/brand/gelgems.htm
3.ダンボールも強い味方
暖房機器のご利用時の留意点
カーテンやブラインドが強い味方
冷気の侵入を防いでくれるのがカーテンやブラインド。暖房時は床まで届く厚手の長いカーテンがより効果的です。
(電気事業連合会「節電・省エネに関する留意事項」)
我が家は築40年の木造アパート。通気性抜群で冬は大層寒い。というわけで街の巨匠に防寒対策を学ぶ。
すなわちダンボールを壁に立てかける。これは体感的に相当効果的。まあ、夏の節電には関係ないが。
4.白熱電球をLEDもしくは蛍光ランプに買い換える。
以下、近所の電器屋さんにおける60W相当電球の比較。
トイレ&バスルームの60W型白熱電球を蛍光ランプ880円に買い換えてみた。ちょっと暗い。
LED電球30W相当2980円に換えてみた。なぜか蛍光ランプ60W相当より明るく感じる。
形状等の関係もありそう。あまり使わない共有部分の玄関の白熱球60Wを蛍光ランプ60W相当に換えたら遜色なく明るく感じる。
よくみると住居には共有部分も含めると白熱電球が意外に使われている。これらの白熱電球を蛍光ランプやLED照明を換えるのが家庭での節電にそれなりに効果がありそうな気がする。
マンションの共有部分の照明を蛍光ランプやLED照明に切り替えると効果が高そう
5.古いエアコンを省エネエアコンに買い換える
昨年(2010年)、95年製のエアコンを買い換えた。今までエアコンをつけたままドライヤーを使うとブレーカーが落ちていたのに、買い変えてからは同時に使える。古いエアコンの消費電力は相当大きいと実感した。
そもそも夏の日中の家庭電力使用状況は、エアコンが53%を占めている。
(出典:東京電力http://www.tepco.co.jp/setsuden/home/index-j.html)
この夏に向けた家庭の節電としてはエアコンの見直しにつきるかもしれない。
そして環境庁の「しんきゅうさん」なるサイトで古いエアコンの消費電力の大きさを確認すると買い換えたくもなる。
http://shinkyusan.com/simulate.html
賃貸物件にお住まいで古いエアコンをお使いの方、今年はエアコン買い替えを要求するチャンスでは?
もし買い替えに成功すれば、月々の電気代も大分違ってくる。「若干、自分も負担するから買い替えませんか?」と大家さんに提案しても損はないくらいだ。
しかし、10年未満の大型家電の買い替えなんて基本的にはエコじゃないと思う。
エアコンは何年使用したら「もう充分」と感じるのだろうか。10年(2001年製造)は微妙な感じがする。でも15年(1996年製造)ならもう充分?20年(1991年製造)なら流石にもう充分か?
<雑感総括>
改めて家庭における消費電力のウェイトの比較を確認してみる。
(出典:しんきゅうさん「基礎知識」http://shinkyusan.com/knowledge01.html)
多分、一番効果が高い節電は、古いエアコン、冷蔵庫、低効率照明(白熱球)の買い替え
無理せず生活の質も向上。その上、経済も活性化する。いかがだろうか。
(2011年5月22日更新)