宇都宮の大通りの今昔

JR宇都宮駅を降り立つと、県庁や東武宇都宮駅方面に、大通りがまっすぐ伸びる。

堂々たる6車線道路。植木がされた立派な中央分離帯もある。

おおお。

宇都宮といえば、空襲被害が大きかった都市のひとつだ。戦災復興都市だったことだし、戦災復興時に拡張したのだろうか。
いやいや、もしかしたら、明治時代に既に火除け地的にそこそこ道幅あったかも。大通りで繁華街と県庁側がきっぱり分かれてるし。

と、色々推測したものの、全然違った。

昭和20年代前半(1945年〜50年あたり)の大通りの写真。

狭い。せいぜい2車線。

なんと、大通りの拡張に着手したのは昭和25年(1950年)のことだそうな。

そして大通りの拡張と市街地の区画整理事業は昭和49年(1974年)まで続いたと。

約25年もかけた大事業。
大通り沿いの店舗や家の移転、さぞかし苦労があったことだろう。でもやり遂げた宇都宮。堂々たる県庁所在地である。


【参考】
郷土出版社「目で見る宇都宮の100年」

目で見る宇都宮の100年

目で見る宇都宮の100年