2016年の驚愕ニュース

2016年は、「まさか」「ありえない」「絶対ないでしょ」という信じられないことがいくつもおこった年だった。


・2016年6月30日 フィリピン ロドリゴ・ドゥテルテが大統領に就任

麻薬犯罪関連容疑者を裁判にかけることなく、逮捕の現場で射殺することを奨励。「最高権力者が無法者」。
なにこの荒唐無稽な映画みたいな現実。フィリピン、すぐ近所なだけにショックも大きい。しかも脱アメリカ、親中国を明言している。日本にとって結構、脅威的事態な気がする。


・2016年6月23日 イギリス国民投票でEU離脱選択

イギリスのEU離脱は、主張する側も本気で主張していなかった。なにせ、離脱の方法やスケジュールがノープランだったわけで。
また、本気でEU離脱したいと思って投票した人も少なかったようだ。

しかし国民投票で示された意思は無視されるべきものではなく。

国民投票こええ。


・2016年11月8日 アメリカ大統領選挙ドナルド・トランプ氏勝利

トランプ氏が大統領候補となった時、「こんなトンデモ野郎を大統領候補にするなんて、共和党終わってるな。でも、アメリカの政治システムは、共和党崩壊なんて想定されてない気がする。アメリカ、2大政党制が崩壊したらどうなるんだろう」とか先走った心配をしていた。


まさかまさか。トランプ氏が大統領選に勝利するとは。かつてブッシュ氏が大統領になったとき、「マジかよ」とテレビの前で頭を抱えたものだが、ブッシュの比ではない。
呆然としたとしかいいようがない。
なお、勝利直後の途方にくれたようなトランプ氏の表情から、彼は本当に大統領になってしまう予定ではなかったと私は確信している。大統領候補というポジションを楽しみたかっただけ。

…どうしてこうなるんだ。


全部、虚構ニュースとしか思えないのに、現実なのがびっくりだ。

個人的には、2016年を1単語で表すとしたら「驚愕」だと思う。