セブンイレブンのモンブランが驚くほど美味しい

セブン・イレブンのモンブランが「おおおっ」と驚くほど美味しい。

イタリア栗のクリーミーモンブラン 250円

http://www.sej.co.jp/sej/html/products/original/2010/89101.html


(写真出典:セブンイレブンのホームページ)

写真うつりはそれ程ではないだが、見た目以上の実力。
いやはや、最近、コンビニで売っている食のレベルが急激に上がっている気がしていたが、これは。
多くの地方都市では、このレベルのケーキを売っているケーキ屋などないだろう。

地方都市に黒船来襲。

しかし迎え撃つ個人商店でも頑張ればこのレベルのケーキが提供できるのだろうか。
250円で。
多分、無理なのではなかろうか。

1人の生活者としては、また、日本の食文化向上の観点からは、このモンブランの登場はとても喜ばしいことだ。
しかし、一気に存在価値を失う多くの個人経営のケーキ屋を思うと複雑な気持ちもある。

ある日、コンビニで自分の店のケーキより遥かに美味しいケーキが売られ始める。
つまり、気が付けば、ある日いきなり存在価値が失われている。

それはマクロな視点からは「仕方のないこと」だが、しかし、個々の店、個々人で想像するときついものがある。

もっとも味の好みは一律ではないから、もしかしたら地元住民の「慣れ親しんだ味へのロイヤリティ」や「地域におけるブランド力」などで意外に生き残れるのかもしれない。

しかし、これを食べたら「大きくなったらケーキ屋になりたい」(←おそらく個人商店のイメージ)なんて子どもの夢に対して「ないな」あるいは「それは至難の技だ」と思ってしまう。

恐るべし、コンビニ。


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