買占めではなく泥縄

3月11日、帰宅途中のコンビニで500mlの水10本を買った。帰り道、頭をよぎったのは消防庁地震防災マニュアル。

http://www.fdma.go.jp/bousai_manual/pre/preparation081.html

目安として最低限3日間程度の水や食料品は備蓄しましょう。
消防庁 地震防災マニュアル)

水は確か1日1人3リットル×世帯人数が目安だったはず。まじめにシミュレーションしてみれば、そのくらい備えないとまずいかと思う。
食料品は、事が起こらなかったときに処理に困るカンパンは買わない。高カロリーに着眼すれば当然チョコレートだろうと思ったのだが、3月11日後、近所のコンビニでは意外にいつ行っても店頭に並んでいた。

家族、地域の状況や消費期限などと照らし合わせて定期的にチェックし、必要に応じて入れ替えましょう。
消防庁 地震防災マニュアル)

チョコレートはついつい買ったはしから食べてしまう。賞味期限前に入れ替えられる点では問題ないのだが備蓄になりにくいのが問題だ。シリアルも備蓄にいいかもしれない。夏、シリアルを朝食にすれば処分に困らない。

それにしても不思議だったのはカップラーメンと米が店頭から消えたことだ。カップラーメンはお湯がなければ食べられないのに。米も電気かガスで炊かなければ食べられないのに。震災時は停電するため炊飯器は見事に役立たずとなるはずだ。
なので冬、土鍋とカセットコンロで必ず鍋料理をすることにするのも備えになりそうだ。カセットガスも3本から6本くらいは常備しておきたい。停電の際、冷蔵庫の中の肉や野菜を調理するのにそのくらい要りそうだ。

いずれにしても今回の教訓。事が起こってから買ったのでは「買占め」とそしられる。事前に買っておこう。

というか本当に大震災が起こった場合は停電と店内に散乱した備品や商品を片付ける必要から、店はいったん閉めざるを得ないだろう。やはり備蓄はコトが起こる前にすべき。

なお、停電したら当然電子マネーは使えない。小銭など、ある程度の現金もいざというときの備えに持ち歩いていた方がよさそうだ。