コンビニで着服

「最近は、横領、着服はかなり困難になってきた」(←それだけ業務フローや監査体制が洗練、整備された)と思っているが、コンビニという、ずいぶんと身近なところでの着服事例を発見。

たまたまみつけたニュースリリース

https://www.c-store.co.jp/corp/news_10831_owabi.html

2010年 8月31日

店舗従業員の不正による料金収納預かり金着服についてのお詫びとご報告

 この度、コミュニティ・ストア芝浦4丁目店のアルバイト従業員が収納代行受付時にお客様からお預かりした預かり金の一部を着服するという不正行為が判明致しました。
 本件について、お客様ならびに関係各位にご迷惑、ご心配をおかけ致しましたこと深くお詫び申し上げます。
 弊社と致しましては、このような事態が発生致しましたことを真摯に受け止め、信頼を回復すべく収納代行業務に関する管理体制を強化し、再発防止に努めてまいります。

1.該当店舗
コミュニティ・ストア芝浦4丁目店(住所:東京都港区芝浦4-2-22)

2.着服された収納代行預かり金
港区特別区税・都民税 第2期から4期までの3期分 計99,000円

3.経緯

・平成22年6月30日、芝浦4丁目店においてお客様が港区区民税の第1期から4期分を収納代行にてお支払いいただいた135,500円のうち、店舗従業員が1期分の36,500円のみをレジ登録をして処理。しかし、2期分〜4期分はレジ登録せず、99,000円を着服する。


・平成22年8月19日、港区役所より公金未収の照会があり、調査を依頼される。

・同日より、弊社で履歴を調べるなど調査を開始する。しかし、支払いは1期分のみで2期から4期の計3期分の確認が取れず。

・平成22年8月20日、当該アルバイト従業員より聞き取り調査をした所、本件の不正を自認。

・平成22年8月23日、港区役所へ事故報告を行う。速やかに2期分〜4期分までのデータ処理・入金処理対応を行う。港区役所を通じてお客様に謝罪。

4.再発防止策

・店舗にてお客様にレジ登録後に発行されるレシートとお客様控えの両方を必ず受け取りいただき、件数の確認をしていただくようご案内し、従業員教育を徹底致します。

・SV(店舗指導員)は店舗へ上記手順の遵守を継続指導してまいります。

・お客様にはレジ前での告知物やレジ画面でのご案内、店内放送にて「レシート受け取りと保管」の告知を実施致します。

・上記以外にも不正防止の対策について引き続き検討をしてまいります。

これ、アルバイト従業員が「不正を自認」しなかったら、「払った」「払ってない」の水掛け論になってケリがつかなかった可能性があるんだろうか。

客側も、レシートとお客様控えを受け取って確認することは、多分、義務だし、支払いの控えは保管べきなんだろう。ことに1万円超えるような支払いならば。

同種の横領は、どこのコンビニでも起こりうるような気がする。
コミュニティ・ストアは2010年に、「上記以外にも不正防止の対策について検討する」と書いてるけど、「客側もちゃんと確認せえよ」という客への注意喚起と、「客にちゃんと確認させろ」という従業員マニュアル徹底以外に何か有効な防止策ってあるのだろうか。